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みなさんはじめまして。
泣き虫なゆさん(@nakinayu3)です。
現在わたしは専業主婦をしていて、夫婦二人で暮らしています。
最近ではSNSなどを中心に「選択子なし」や「DINKs」なんて言葉も多く見られるようになりましたね。
少しづつ子供を持たない人生を選択した人たちが増えてきた一方で、まだまだ理解されなかったり、生きづらさを感じながら生活している人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、私たち夫婦がなぜ子なしの人生を選択することになったのか、詳しくお話ししていこうと思います。
自分のデリケートな部分をお話しする事に少し勇気が必要でしたが、子なしについてモヤモヤした気持ちを抱えている方の参考になれば幸いです。
この記事は、全ての子なし主婦・子なし夫婦さんに当てはまる訳では決してありません。
わたし個人の価値観と体験のもとお話ししていることをご理解頂けると幸いです。
泣き虫なゆさんはどんな人?どんな夫婦?

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まずは簡単に自己紹介とわたしたち夫婦のことをお話しするね
わたしについて
わたしは現在、双極性障害(躁うつ病)という精神疾患を抱えています。
さらにHSP気質やアダルトチルドレン(AC)という特徴もあって、何かとメンタルが弱い体質です。
今まではパートとして働いていましたが、精神疾患が悪化したのを機に専業主婦になりました。
現在は自分の体や心と向き合いながら、ゆっくりと生活を送っています。
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病気の事を含め、詳しい自己紹介はこちらの記事に書きました。よかったら読んでみて下さいね。
夫婦について
わたしたち夫婦は今年で結婚8年目になります。
わたしは北海道出身なのですが、仕事の転勤を機に26歳の頃に上京してきました。
旦那さんと出会ったのは上京してからで、3年程お付き合いをしたのち、わたしが30歳の時に結婚しました。
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旦那さんはわたしと同い年です。
出身は埼玉なので、わたしからしたら東京の人です(笑)
そんなわたしたちの夫婦仲は、結婚当初と変わらず今でもとても仲良しです。
基本的に大きなケンカをすることは少ないですが、色々な面でだらしない旦那さんなので、わたしが一人でイライラすることが多いですね(汗)
それでも何だかんだとわたしたちの仲が良いのは、子供がいないからこそ、いつまでも変わらない関係でいられているのかなと思っています。
「選択子なし」になった7つの理由

わたしは結婚当初、普通に子供を望んでいました。(あえて”普通”という表現を使いますね)
しかしいつまでたっても自然妊娠をすることはなく、周りの友達が当たり前のように子供を産み、SNSで幸せそうな様子を目にするたび苦しくなることもたくさんありました。
でも不妊治療をしてまで子供が欲しいかと聞かれたら、わたしはそうではなかったんです。
そして、たくさん考え悩んだ結果「選択子なし」となりました。
昔から子供に興味がなく、子供を産むという考えが元々なかった選択子なしさんとは少し違いますが、わたしの理由を詳しくお話ししていこうと思います。
子なしの理由①:自分が子供を育てているイメージが湧かなかったから
わたしはどちらかと言うと、子供が好きなタイプだと思います。
友人や親戚の子供たちも可愛いと思うし、小さな手を引いて歩く親子を見ると微笑ましく思うこともあります。
そのため過去に付き合った人の中には、結婚し相手の子供を産み育てる具体的なイメージを持った人もいました。
それが普通だと思っていたし、その将来が来ることを楽しみにしていたのもまた、事実です。

でも実際に結婚していざ妊活をはじめると、子供が欲しいという感情と同じくらい違和感を感じました。
その違和感は以下のようなもの。
「本当に子供が好きなんだろうか?」
「なんで子供が欲しいんだろう?」
「誰のために?何のために子供を産むんだっけ?」
「旦那さんと子供を育てているイメージが湧かない」
今まで当たり前のように結婚したら子供を持つだろうと思っていたはずなのに、なぜか全く反対のことしか思い浮かばないようになっていたんです。
そこで世間一般の常識から一度はなれて、自分の心に向き合うことにしました。
すると、
- 子供は好きだけど年齢や性別で好きの度合いが違うこと。
- 泣き叫ぶ子供の声や男子学生の騒ぐ声がとても苦手だったこと。
- ベビーカーを押して一人で外出している自分の姿が想像できなかったこと。
など、ネガティブな感情ばかりが出てきてしまいました。
今考えると、精神疾患やHSP気質などの他人と違う特徴があるからこそ、自分が子供を育てるということにポジティブになれなかった部分もあるのかもしれません。

そしてそれは、次にお話しする理由が原因の一つでもあると思っています。
子なしの理由②:自分の母親の様になるのが嫌だったから
わたしの母は専業主婦でした。
優しくて気の利く、絵にかいたような “お母さん” です。
しかし母はわたしに対する干渉が行き過ぎる、いわゆる「毒親」でした。
本人は自分が毒親だという事は認識していないし、わたしも自分の母親が毒親だったと認識したのはつい数年前の事です。
母は何をするにも心配し、やることなすこと口を出さずにはいられない人でした。
わたしの行動はすべて把握していないとダメで、自分が納得いかない事には小言をネチネチと並べます。
わたしが高校生の頃には、わたしの日記を母が勝手に読み、自分が知らない娘の一面を知ると動揺したあげく「こんな子に育てた覚えはない!」なんて怒ることも。
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さすがにこの時は母とケンカしたけど、最終的には母親を悲しませた自分が全部悪いんだと思ってしまう。
これが毒親に育てられたアダルトチルドレンの特徴なんだよね。
そしてこの育った環境というのは厄介なもので、大人になってからひしひしと影響がある事を感じます。
それは、わたし自身も心配しすぎるあまり、先回りしたネガティブな考えをしがち。
そして自分が思い描くように物事が進まないと、イライラしたり自分の考えを相手に押し付けてしまうこともあるから。
まさに母親そっくり!!(汗)
これを自分の子供にしたらどうなるでしょうか。
想像するだけで、当時の辛かった自分が思い浮かびます。
「子供の失敗を恐れずどんと構えて受け入れる」
そんな親に憧れますが、毒親のもとで育ったために沁みついてしまった母のような思考や無意識の行動は、なかなか直すことは難しいでしょう。
そして、そんな母と同じような行動を自分の子供にもしてしまいそうで怖かったんです。
子なしの理由③:自分の事で手一杯だったから
冒頭でも触れましたが、わたしは双極性障害(躁うつ病)という精神疾患を持っています。
体調や気分の波があり、うつ期に入ってしまうと感情のコントロールが上手くいかないので、メソメソしてしまうこともしばしば・・・。
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時には大泣きして過呼吸を起こすこともあります(泣)
いくら通院をして薬でコントロールをしているとは言え、精神的に不安定なお母さんを持つ子供はきっと苦労するだろうと思いました。
優しく普通に見えていたわたしの母ですら毒親だったんですから、わたしには子供のために自分をコントロールできる自信がなかったんです。
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わたしも子供の頃たくさん我慢してつらかったから、自分の子供にはそんな思いをさせたくなかったんだよね…。
そしてHSP気質をもっているので、なんでも完璧にこなそうとするあまり、マルチタスクは症状が悪化しやすくなる要因でした。
子供がいれば予想だにしない行動で、てんやわんやすることも多いでしょう。
しかしそれは自分のペースが崩れてしまうということ。
働いていた頃は仕事と家事で手一杯だったのに、子供がいるとそんな状況にも無理だなんて言ってられないですよね?

旦那さんは毎日仕事が激務のためほとんど家にいません。
帰ってくるのは物凄く遅いし、休日も少ないので長期のお休みなんてほぼありません。
わたしの実家は北海道だし、旦那さんの実家もすぐに行って帰ってこれる場所ではないので、頼れる人はいない環境。
もちろん世の中には、わたしと同じような病気や気質を抱えながらも立派に子育てされている方がたくさんいます!!
しかしわたしには、ワンオペで育児をするのは到底無理だと思いました。
子なしの理由④:お金がなかったから
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お金の話は本当は避けたいところだけど、大事な話なので少しだけ。
わたし達夫婦は結婚当初、ふたりで暮らすのが精一杯の経済状況でした。
結婚する前はわたしもそれなりに貯金があったし、20代の独身女性にしては頑張って貯めていた方だと思います。
しかし旦那さんには家庭の事情で高額の借金があったうえに、一人親だったので実家に仕送りも必要でした。
そしてこの借金のことは結婚後に知ったので、わたしの貯金を借金の返済や生活費にあてることが多く、とにかくいつもギリギリの生活をしていたんです。
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今はもう借金は完済して普通の生活に戻りつつあります。でもまだまだギリギリでの生活・・・
そんな自分たちの老後の備えもままならない生活なのに、子供を成人になるまで育てる経済的余裕は、正直わたし達にはありませんでした。
贅沢させたい訳じゃないけど、やっぱり子供には不自由なく生活してほしいし、今の時代何かとお金のかかる事柄が多いですよね。
自分の子供時代と比べると、今の子供たちは幼い頃から電子機器に触る機会も多いし、お金のせいで将来の選択肢を狭めるようなことはしたくなかったんです。
子なしの理由⑤:旦那さんがそこまで子供を望んでいなかったから
旦那さんは自然に子供ができたら、それはそれでと思っていたようです。
しかし育った家庭が少し複雑で、なおかつ母子家庭だったこともあり ”お父さん” というイメージがあまりないようでした。
そのため自分が父親になるなんて、ピンとこなかったんだと思います。
そしてもともと子供好きでもないので、子供に対する興味もなく、自分の子供が欲しいとは思わなかったみたいです。

最初のころは奥さんの気持ちを優先したかったけど、正直すでに娘がいるみたいな感覚だったから子供は欲しいと思わなかったです。
奥さんに構うので手一杯でした(笑)
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手のかかる嫁でごめんなさい・・・(笑)
子なしの理由⑥:周りに子なしの先輩夫婦が多かったから
わたしは何回か転職を経験していますが、度々職場の先輩に子なし夫婦の方がいました。
そしてわたしが出会った先輩子なしさんは、どのご夫婦もとても楽しそうに日々を過ごされていました。
夫婦で共通の趣味を楽しんだり、子供連れだとなかなかいけない所に出かけたり、それぞれお互いの時間を尊重して自由に生き生きと生活していたんです。
もちろん子供がいる夫婦だって、お互いの趣味や時間を尊重して生活している方はたくさんいると思います。
でもどうしても子供がいない夫婦ってだけで、偏見の目やかわいそうな目で見られがちだけど、
夫婦二人だって楽しく生きていけるんだ!って
胸を張って生きている姿がとても素敵だったんです。
子なし夫婦として生きるか悩んでいたわたしには、すごく勇気をもらえたし、周りなんて関係ないよなと考えれるようになったキッカケでもあります。
子なしの理由⑦:自分の時間が大切だから
この話をすると、きっとワガママの何者でもないって言われるかもしれません。
なかには「子供を育てる喜びも、子供と一緒に過ごす貴重な時間も経験できないなんて、かわいそうね」なんて思われるでしょうか?
でもわたしは何よりも自分の時間の方が大切でした。
子どもの頃から何かと母親から制限を受けて育ったのもあり、今は自由に好きな事をしたいという気持ちが強い気がします。
- 趣味である大好きな音楽や、映画にたっぷり時間を費やして過ごしたい
- 好きなところに行って好きなものを食べ自由に過ごしたい
- 興味のあることや、やりたいことがたくさんあって自由に時間を使いたい
それに普段から仕事で忙しい旦那さんとは一緒に過ごす時間があまりにも少ないので、わたしにはとても貴重な時間です。
なので旦那さんとふたりで生きていく人生もいいかなと思えたんです。
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いつか旦那さんとたくさん旅行に行きたいし、なんなら海外一周旅行がの夢だよ♪
子なしを選択して後悔してない?

ここまで ”わたしが子供を産まない選択をした理由” をつらつらと書いてきましたが、『可哀そうな夫婦』そう思った方がいるでしょうか?
Non Non!!
わたしたち夫婦は決して可哀そうなんかじゃないし、子どもを持たない選択をしたことに今のところはまったく後悔していません!!
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強がりに聞こえるかなぁ?(笑)
でも本当に後悔の気持ちはないの
わたしは一人っ子なので当初は「両親に孫の顔を見せてあげられないのはいかがなものか」と悩んだ事もありました。
でも実際に子育てするのはわたし達です。
決して自分の親たちが育てるわけじゃありません。
両親の為に子供を産むのはなんか違うと思ったし、幸いにもわたしの両親やお義母さんは、このことに関しては口うるさく言ってきませんでした。
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わたしの本心は知らずとも、病気や金銭面の事は知っていたから理解してくれていると思います。
そして恐らく誰もが、最初は親になる自覚もなければ自信もないと思います。
それでも子供を産み、子育てをしていく中で養っていくんだと思います。
でも望んでいないのに産んだ後、「やっぱり私に子育ては無理」なんて言えないんです!!
そんなの生まれてくる命に失礼だし無責任です!!
だからこそ、わたしは産まない。望まない。
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悲しいニュースを目にするたびに、そんな事になるくらいなら最初から産まなきゃいいのにって思います。
子供を望んでいるのに叶わなくて、つらい思いをしている人もいるのだから・・・。
この先、ひょんな事から後悔する気持ちがもしかしたら出てくるかもしれません。でもその時はその時(笑)
今は旦那さんとの生活が楽しいし、これから二人で生きていく残りの人生も楽しみです。
最後に伝えたい事

最後に一つだけ、みなさんに伝えたいことがあります。
それは子供を産み育てる選択をした人も、子供を産まない選択をした人も、みんな尊敬すべき人達です。
そしてそれは比べるものではないという事。
子供を育てている人には、その人達にしかわからない苦労があるでしょう。
そして子なしを選択した人も、どんな理由であれ、他人と違う生き方をすれば理解されなかったり嫌な思いをする時もあるでしょう。
でもだからといって、お互いの価値観で相手を傷つけるような事は言いたくないし、してほしくないなと思います。
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全員に理解して欲しいってわけじゃないけど、それぞれの生き方を尊重した世の中になるといいね。
夫婦の形が色々あるように、子供を持つか持たないかは、色々な考えがあっていいはず。
大事なのは自分たち夫婦が納得して出した答えかどうかという事。
そして自分の人生を生きるのは、結局は親でも他人でもなく自分自信です。
だから周りが何と言おうと、自分自身の気持ちを一番大切にしてほしいなと思います。
そして子なし夫婦を選んだのであれば、ぜひ夫婦で過ごす時間を大切に、楽しく過ごして下さいね!
では今回はここまで。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
泣き虫なゆさんでした。
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