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みなさん、こんにちは!
漫画大好き、泣き虫なゆさん(@nakinayu3)です。
今回は漫画『ねことじいちゃん』の感想・レビュー第5弾!『ねことじいちゃん5』についてお話ししていこうと思います。
その前に前作をおさらいしたい!って方はこちらの記事がおすすめです。
また、『ねことじいちゃん』をまだ読んだことがない方は、こちらの記事で作品紹介をしています。ネタバレなしで書いているので興味がある方は読んでみて下さいね。
前作では美智子さんの登場で華やかになった島の暮らしでしたが、はたして今作ではどんな一年が待っているのでしょうか?
では早速いってみましょう♪
あらすじ
ここはじいさんとばあさんとねこたちが暮らす小さな島。
ある日、大吉さんの幼なじみ・巌さんに、妻から手紙が届く。
20年前、とある事情で巌さんと家族は離れて暮らすことになったのだ。
いっぽう若先生は本島の大学病院からの連絡で、ある決意をする。
時が止まったようなこの島も、少しずつ時間が流れていって、また新しい風が吹いてきたようです・・。
引用:https://www.comic-essay.com/episode/368/


感想
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ここからはネタバレありです!!ネタバレNGな方は気を付けて下さいね。
巌さん倒れる!?
まず今作の大事件と言えば、このお話なのではないでしょうか。
みなさんもきっと驚き、心配したことと思います。
お話のタイトルも「巌じーさん 倒れる」でしたから、それなりに予想はしていましたが、郵便局員さとしさんののんびりした場面から一変!!
緊迫感とみなさんの不安な気持ちが伝わって来るようで、わたしも胸が痛くなりました。
そして降り出した雨がまた余計に不安にさせる演出でしたよね。
思わす私も「巌さん!?あぁ巌さん、しっかりーーーーーーーー!!!泣」って言いたくなりました。
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ねこまきさんのイラストは、いつも優しいタッチで描かれるほのぼのとしたものですが、今回ばかりはとてもじゃないけどそんな気持ちにはなれなかったです(´;ω;`)
しかし、しばらくして大吉じいちゃんと美智子さんがお見舞いに行った際には、とても元気そうにしていたので一先ずは良かったですよね。(笑)
これからも元気でいて欲しいです。
ステキな夫婦のかたち
今作は巌さんが主役と言っても過言ではないほど、巌さんのストーリーが多かったですよね。
そして夫婦の話もその一つ。
漫画の冒頭で明らかになった巌さんの奥さん(京子さん)の存在。
事情があって別居中との事ですが、郵便局員のさとしさんが知らないとなると、よほど長い事別居している様子。
巌さんのお見舞いに行った大吉じいちゃんも、久しぶりに会う京子さんとはちょっと気まずそうにしていましたし・・。
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一体何があったか気になりますよね(笑)
しかし!!
本当はステキな夫婦の絆がそこにはありました!!
それは20年前のこと。
京子さんは本島に住む両親の介護のため、巌さんと離れて暮らすことを決断しました。
当初は父親の介護のためでしたが、今度は母親の介護と島には戻れない状況になっていた様子。
それでも、久しぶりに会う家族の仲は今でもステキなほど仲良しで、夫婦も変わらずステキな絆で結ばれていましたね。
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巌さんの「バカモン!家族なら助け合うのは当たり前だわ」って言葉にジーンときたなぁ。
きっとお互い寂しいはずなのに、京子さんの罪悪感を吹き飛ばしてあげようと、ぶっきらぼうな優しさで包んでいる感じがとても感動しました。
人の優しさで成り立つ島の暮らし
前作では島で唯一の商店を営んでいた伊藤さん夫婦が引っ越してしまい、買い物に一苦労だった大吉じいちゃんと島のみなさん。
しかし1年が経ち、本島のスーパーで働く大吉じいちゃんの元教え子が、とてもステキな事をはじめてくれましたね!
そう、それは移動スーパーです!!
移動スーパーの音楽が聞こえてくると、島のみなさんが嬉しそうに集まってきてお買い物している様子がとても印象的でした。
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島のねこ達も、にゃんだ!?と言わんばかりに注目していたのが可愛かった(笑)
この島のように人の優しさや助け合いで成り立つ生活は、一見大変な面ばかりが注目されがちですが、大変な中にも人との温かい繋がりがあってステキだなと思います。
何でも便利になると感謝の気持ちを忘れがちだけど、小さな事でも感謝の気持ちは忘れてはいけないなぁと思いましたね。
そして若先生が決意とともに研修を終えて島に戻ってきたシーンも、とても温かいものでしたよね。
島のみなさんが「おかえりなさい」の旗をかかげて出迎えてくれたシーンは、ウルッとしてしまいました。
本当にこの島の人達はステキな人達だと思います。
若者たちの新しい道
3巻、4巻とたて続けに登場した、新キャラクターの若先生と美智子さん。
今作ではこの若い二人が新しく自分の道をスタートさせていく様子が描かれていました。
若先生は研修期間終了後、大学病院ではなく島の医師として働きたいというもの。
都会育ちで、虫も苦手で、何かと田舎で暮らすにはへなちょこな先生でしたが、その決断にはとても尊敬するものがありましたね。
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設備の少ない離島で医者をやるのはとても大変だろうに・・。若いのにスゴイなぁ!
さらには「お世話になった教授に恩返しがしたいから春までは大学病院で頑張る。そして春、正式な医師として島に戻ってくる」なんてカッコいいじゃないですか!
大吉じいちゃん、巌さん、美智子さんにだけ伝えて内緒で島を離れたことも、なんだかステキでしたよね。
きっと優しくて誠実な人なんだろうなと思いました。
そして美智子さんはというと。
夢だったカフェを開くために喫茶店「海猫」を譲り受け、自分の理想の形へとするためリフォームをしていましたね。
自分で壁材を塗ったり、食器を探しに行ったり・・・。
ハロウィンパーティーにも気づかず頑張って準備を進めているようでした。
そして春になり、リフォームが完成したお店はとてもおしゃれな可愛いお店になっていましたね。
ぜひとも美智子さんのお店に行ったみたいです♪
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私も昔カフェを開くことに憧れたなぁ。みなさんも一度は憧れたことがあるのでは!?
まぁ実際は、憧れだけで終わってしまうんですけどね(笑)
春、新しいスタートを切った二人はとてもイキイキしていて本当にステキでしたね!
これから二人のストーリーが楽しみになりました。
物の価値は値段じゃない!
そして最後にお話したいのが、大吉じいちゃんと佳枝ばあちゃんのお話し。
若かりし頃の二人の話は本当に可愛くて大好きなのですが、今回もステキなお話が登場しました。
それが、400円の結婚指輪のお話。
今の価値でいうと1600円くらいの値段らしいですが、大吉じいちゃんが佳枝ばあちゃんにはじめて贈った指輪でした。
しかしこの指輪がちょっとした騒動に!!
”銀座で買った” というワードが独り歩きしてしまい、職場の人達が大盛り上がり!!
仕舞いにはお局さんが「これは本物のダイヤだわ」なんて言う始末(笑)
うわさは大吉じいちゃんの職場まで広がり、本当は安物だと言うに言えない状況になってしまったご夫婦・・・(笑)
でも半年が過ぎて本当の事を打ち明けたとき、職場の人達と大笑いしていましたよね( ´艸`)
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真実を打ち明けた時にお局さんはいなかったけど・・あの後お局さんはどうしたんでしょうかね?考えるとちょっと怖いです(笑)
一個の石が取れてしまうまで、どんな時でも身に付けていた佳枝ばあちゃん。
どんなに安物だったとしても、大吉じいちゃんのその優しさが何よりも嬉しかったんだろうなぁ。
ずっと大事に取っておいたのは、佳枝ばあちゃんにとって最初にプレゼントしてもらった指輪が、どんな高価な物よりも一番の宝物だったんでしょうね。
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いいご夫婦だなぁ。ほんと、ほっこりしますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今作は巌さんの知られざる夫婦事情から、大吉じいちゃんのほっこりエピソードまで、とても色々な事があった一年でした。
また、若い人達が新しく島での暮らしをスタートさせ、自分の夢に向かって動き出した3月。
この新しい風が、島の人達にどんな暮らしをもたらすのか楽しみでしかたありません。
さて、次の巻ではどんなお話が待っているのでしょうか。
またみなさんと感想を共有できたら嬉しいです。
では今回はここまで。
泣き虫なゆさんでした。


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次の巻は、漫画『ねことじいちゃん6』ネタバレ感想|ぼんぼん時計と共に歩む人生でお話ししています。
続きが気になる方は、ぜひ読んでみて下さいね♪