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みなさん、こんにちは!
漫画大好き、泣き虫なゆさん(@nakinayu3)です。
漫画『ねことじいちゃん』の感想・レビューも今回でいよいよ第7弾!
今回は『ねことじいちゃん7』についてお話ししていこうと思います。
その前に前作をおさらいしたい!って方はこちらの記事がおすすめです。
また、『ねことじいちゃん』をまだ読んだことがない方は、こちらの記事(ネタバレなし)で作品紹介をしています。興味がある方は読んでみて下さいね。
前作では終活を考え始めた大吉じいちゃん。
「綺麗な幕の引き方とは?」そして「幸せな生き方とは?」を考えさせられる、深い内容が詰まった一年でした。
さて今作では、いったいどんな一年を過ごしているのでしょうか。
さっそくいってみましょう。
あらすじ
妻に先立たれ、ねこのタマとふたり暮らしの大吉じいちゃん。
ある日、御年90歳の百合子姉ちゃんに言われ、しまいっぱなしだった古いアルバムを探すことに。
押し入れの奥にしまい込んでいたアルバムを開くとそこには、自慢だった愛車のスバル360(通称「デメキン」)や、中学校の恩師“たかやん”、幼かった息子の剛の写真など懐かしい思い出がたくさん詰まっていた。
そして、妻・佳枝が亡くなる直前にタマと3人で撮った写真が出てきてー。
写真を通して蘇る、愛しい人の記憶、まばゆいばかりの思い出。
優しい水彩画タッチのイラストと、毎日がいとおしくなる四季折々の彩りにのせてお届けします。
引用:https://www.comic-essay.com/episode/331/


感想
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ここからはネタバレありです!!ネタバレNGな方は気を付けて下さいね。
佳枝さんとの最後の写真
懐かしいアルバムをめくり、最後のページにあった一枚の写真が大吉じいちゃんと佳枝さん、そしてタマの三人で写った写真でした。
そしてこの写真をきっかけに、佳枝ばあちゃんが亡くなる前のお話があるんですが、読み進めるうちに辛くなってきて、本当に悲しかったです。
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今回は私、泣きました。そりゃあもう、ボロボロと・・。
病状が良くなく手術も出来ないと言われ、終末期を考えなくてはいけない状況になっていた佳枝ばあちゃん。
しかし病院で迎える最期ではなく、自宅での最期を望んだため、自宅療養をすることになりました。
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病院での大吉じいちゃんと息子さんのお話は本当に悲しかったです・・。「自分たちが泣いてしまったら、佳枝さんが弱音を吐けなくなってしまうから、最後まで笑顔で過ごそう」というものでしたね。
もし自分が同じような状況になったら、ちゃんと泣かないって約束を守れるだろうか・・。泣
そして普段は薬を飲み、横になっていることも多いであろう佳枝ばあちゃん。
しかし息子が来るとわかれば、きちんと着替えて客用布団を干し、丁寧にご飯支度をする姿にもぐっときましたね。
本当は体がツライんじゃないかな?と思うのに、帰ってきた息子に
「疲れたでしょ?ゆっくりしなさい。コーヒーでもいれるわね」
なんて言うんです・・。
その背中が切なくて・・・。泣
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うぅ・・・。泣 ダメだ・・この文章を書いてても泣けてきた。本当に佳枝さんは優しくて、健気でステキな奥さん&お母さんだったんだなぁと思います。
そして海辺で撮られた最後の写真。
佳枝さんが生きている時にあの写真を見ていたら、なんて言ったでしょうね。
佳枝さんがタマさんにかけた言葉がせつなくて・・本当につらかったです。
みんな大好き、たかやん先生
久しぶりに引っ張り出したアルバムを、旧友の巌さん、タケオさんと一緒に見ることになった大吉じいちゃん。
そこで話題に出てきたのが小学校の担任だったたかやん(高瀬先生)でした。
高瀬先生は5年生の時に転任してきた先生で、6年生の終わりにはいなくなってしまったそう。
そんな短い期間の関わりでしたが、大吉じいちゃん達にはとても大好きな先生だったようです。
なぜならこの先生はちょっと変わった先生だったから(笑)
大吉じいちゃんの時代は、今よりも厳格な先生がとても多かったのではないかぁと勝手に予想している私ですが、この先生はいい意味でゆるい先生でしたよね。
型にはまらない教育というか、子供達の心を掴むのがすごく上手で、きっと楽しい授業をしていたんだろうなと思います。
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しかも北海道出身だなんて♪ 同郷の先生が出てきて勝手に嬉しくなっちゃいました(笑)
いい先生に出会えた頃の思い出は、きっといつまでも色あせないでしょうね。
美智子さんのお店が大繁盛!
島民の憩いの場となっている美智子さんの喫茶店。
今作ではこの喫茶店がとんでもないことになっていましたね!
なぜなら、A〇B48のメンバーがレポートをしている某テレビ番組が取材に来たことで、美智子さんのお店にお客さんが殺到してしまったから。
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たしかにこんな番組ありましたよね!どの番組だったかな?(笑)
そして美智子さん、嬉しい悲鳴といいながらも、てんてこまいでしたね(笑)
注文していた食材が届かないなどのピンチも発生してしまいますが、大吉じいちゃんが馴染みのみんなに声をかけて美智子さんのサポートをすることに。
そして島のみなさんの優しさと連携のとれた助け合いで、一日を無事に乗り切ることができました。
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何度も同じ感想になっちゃうけど、本当にこの島の人達の優しさに感動してウルっとしてします。
そして、ねこまきさんが描く料理の数々って、ほっこりと温かくて美味しそうなんですよね♪ ネコのカップケーキも可愛かったし( ´艸`)
美智子さんのお店はしばらく忙しくなりそうですが、デカ盛り海鮮丼ばかりが注文されて赤字にならない事を祈ります・・・(笑)
大吉じいちゃんとタマはツーカーの仲
今作は写真を元に思い出をめぐるお話が多かったのですが、そのあいだあいだで大吉じいちゃんとタマのほっこりするやり取りがまた絶妙に可愛かったです。
そしてなんだかんだいっても、タマは大吉じいちゃんが好きなんですよねぇ。
気づけばいつも側にいて甘えてくるタマさんは本当に可愛くて仕方ありませんでした。
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大吉じいちゃんが久しぶりにカメラを構え、島の人やねこを撮っていたけど、タマさんがちょっとヤキモチを焼いたのは可愛かったなぁ。
いつも大吉じいちゃんが話しかけるとお返事をするタマさん。
時にはリアクションまで一緒で、ほんと癒されるお二人(ひとりと一匹)です(笑)
ちなみに。。
「ツーカーの仲」とは、互いに気心が知れていて、内容を詳しく言わなくても伝わる関係のこと。
「つうと言えばかあ」という言葉を略した言葉で「つう」と「かあ」の語源は諸説あるが、「〇〇つぅことだ」と言った相手に対して「そうかぁ」と答え、内容を言わなくても伝わる関係を表しているとする説が有力だそうですよ。
まとめ:今作は涙なしでは読めないものでした
いかがでしたでしょうか?
今作はとても切なくてたくさん泣いてしましましたが、みなさんはどうでしたか?
今回も島の人の温かさに触れて、また素敵な一年が終わろうとしています。
また年々、大吉じいちゃんの考え深いセリフに心がぎゅっとなったり、切なくなる機会が増えたような気がします。
これからも穏やかな生活を大吉じいちゃん達には送ってもらいたいですね。
そしていつまでも元気でいて欲しいです。
さて、1巻から7巻まで感想を書いてきましたが、いよいよ次の巻は新刊発売までおあずけとなりました。
次回はどんなお話が待っているのか楽しみですね。
また新刊を購入した際は、みなさんと感想を共有できたら嬉しいです。
では今回はここまで。
泣き虫なゆさんでした。


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